放射性医薬品製造フロー


放射性医薬品が産み出され
その使命を果たすまで

半減期が短く、時間とともに効力が半減する放射性医薬品は、以下のような工程を経て、医療機関に届けられ、さまざまな検査に使用されています。
厳しい時間的制約がある中で、高い品質の製品を安定して出荷するために、クリーンな環境の維持管理、最新の製造装置を含め自動化された製造ラインを駆使して日々の製造が行われています。

  • 原材料の調達

    製品の製造に欠かせない原料を海外から安定的に調達するために日夜力を注いでいます。

  • 放射性同位元素(ラジオアイソトープ:RI)の製造

    粒子加速器の一種であるサイクロトロンにより放射性医薬品に適したRIを製造します。

研究所紹介


創薬研究所からのメッセージ

私たちの創薬にかける想い

キュリー夫妻が発見した放射能を使って「見えないものを見える化」し、患者さんの疑問に答を出せる「放射性医薬品」を一つでも多く世に送り出すために。
病気は誰にでもいつでも起こりうる身近な問題です。
科学が進歩した今日でさえ、身体のことはわからないことだらけの未知の世界。
ですから医薬品の研究は明確な目標を立てやすく、やりがいのある仕事です。

体の調子がおかしいなと感じたとき、誰もが真っ先に考えることは「私の体のどこで何が起きているのだろう?」あるいは「病名はなんだろう?」ではないでしょうか。
そんな疑問に即座に答えられる診断薬(放射性医薬品)を提供したい、患者さんの身体のどこに病巣があるのか一目でわかる画像を提供したい・・・

放射能(放射性医薬品)はそんな希望を叶えてくれます。
暗闇を飛び交うホタルの居場所がお尻の光で知られるように、放射能は体の奥深くの病巣をきっと照らし出してくれます。

RI治験使用薬製造受託サービス


RI治験使用薬の製造・供給で製薬企業の臨床試験をサポートします。
新薬の臨床試験において行われる適切な被験者の選別や、新薬候補化合物の有効性・安全性などの臨床的価値を判別するための指標として、放射性同位元素(RI)で標識された治験使用薬が数多く利用されています。当社は、臨床試験計画に合わせてRI治験使用薬を製造・供給することで、製薬企業の臨床試験を支援し、先端医療の実現に貢献します。

特長 ~当社が選ばれる理由~

創業以来50年にわたり放射性医薬品事業で培ってきた技術力と生産体制により、確実で信頼性の高いRI治験使用薬の製造受託サービスを提供します。

さまざまなRIに対応

SPECT、PETを問わず、お客様の化合物や評価目的に応じて、さまざまなRIを選択できます。

研究開発取り組み事例


新薬の開発

新薬を開発し、承認取得を経て販売に至るまでには長い期間を必要とします。当社は、よりよい製品をいち早くお届けするために、親会社であるGEヘルスケアをはじめ、さまざまな企業との提携を通して、研究開発の効率化・迅速化に努めています。

企業理念

パーパス

核医学で、健やかな社会を創る
Creating a Healthy Society with Nuclear Medicine

私たちの思い描く未来、それは医療の力でより多くの人々が健やかな日々を送れるようになることです。
極めて微量で効果を発揮し、体への負担も少ない放射性物質が持つ力と、私たちが持つ技術との結集は、それぞれの患者さんに合った最適な医療がもたらされる時代をつくる大きな礎となります。
私たちは、核医学のさらなる深化を通して、これからも健やかな社会創りに貢献してまいります。