働きやすい環境(ワーク・ライフ・バランス)

ワーク・ライフ・バランスのための諸制度・諸施策

少子高齢化の進展や女性の社会進出が加速する中で、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の実現が求められています。当社は、2011年1月に続き、2015年9月に次世代育成支援対策推進法に基づいて行動計画を策定・実施し、2回目の「くるみん認定」を受けました。また、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づいて行動計画書を策定し、若手中堅層の女性社員を対象に、キャリアビジョンを描き、ステップアップの行動に繋げるきっかけとするための女性キャリアセミナーを実施しました。今後もワーク・ライフ・バランスのさらなる充実のために取り組んでいきます。

研究開発

日本医療研究開発機構(AMED)の「医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)」で採択

国立研究開発法人日本医療研究開発機構の平成29年度 「医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)」に係る公募(第2回)において、代表機関として応募した課題名「セラノスティクス概念を具現化するための創薬拠点整備を伴う、抗体等標識治療薬(アルファ線)とコンパニオン診断薬の開発」が採択されました。近年、治療と診断を融合した概念(セラノスティクス)が大きな関心を集める中、放射性同位元素を用いたがん治療薬とコンパニオン診断薬の同時開発をめざします。複数のアカデミアや製薬企業とコンソーシアムを形成し、それぞれが保有する高度な知識や技術を融合させて、開発を加速いたします。

環境保全

事業活動で使用するエネルギー量や発生する廃棄物量などの環境負荷データを把握し、継続的な削減努力を行うことで地球環境の保全に取り組んでいます。

環境データの開示

生産部門におけるエネルギー使用量、二酸化炭素排出量、廃棄物埋立量、および特定フロンの全廃に関する環境目標を定め、削減・全廃の取り組みを行っています。

社会貢献

当社は、本業による医療分野での貢献に加え、従業員自らの意思で参加する社会貢献や、当社事業とつながりのある様々な社会活動支援を通じて、社会との共生に努めています。

病院等でのクラシックライブ開催支援

当社は、患者さんとそのご家族、また医療従事者の皆さんに、音楽の生演奏を通じて和やかなひとときを過ごしていただくため、2018年から「一般財団法人 100万人のクラシックライブ」が行う病院等でのクラシックライブの開催を支援しています。コロナ禍で一時活動を休止しておりましたが、2023年に再開し、住友別子病院や倉敷中央病院で約350名の方々に音楽をお楽しみいただきました。

多様な人材雇用・人権の尊重

人権の尊重

ハラスメント禁止、相談窓口など

世界人権宣言において謳われるように、すべての人はいかなる差別も受けず、自由に生活できる権利があります。当社は、人権尊重意識の浸透を図り、問題の発生を未然に防ぐため、社内外にコンプライアンス相談窓口を設置する他、従業員の身近な相談先としてオンブズパーソンを選任し、組織しています。
また、全従業員に「NMPコンプライアンス・プログラムハンドブック」を配付し、不当な差別・嫌がらせの禁止、セクシャルハラスメントの禁止を徹底しています。

多様な人材雇用

障がい者雇用

障がい者の雇用を通じて、福祉の向上を図ることが社会全体の共通の使命であると認識し、障がい者の積極的な採用活動を行うとともに、障がい者が活躍できる職場環境の整備に取り組んでいます。

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核医学とは、ごく微量の放射性同位元素(ラジオアイソトープ:RI)を含む医薬品や医療機器を使って、病気の診断や治療を行う医学の専門分野です。当社では、診断と治療の両面でRIの特性を生かした製品や技術の研究開発から製造、供給、さらに近年では、当社の技術を活用して製薬企業の研究開発の効率化に貢献する受託事業を行っています。

放射性医薬品製造フロー

放射性医薬品が産み出され
その使命を果たすまで

半減期が短く、時間とともに効力が半減する放射性医薬品は、以下のような工程を経て、医療機関に届けられ、さまざまな検査に使用されています。
厳しい時間的制約がある中で、高い品質の製品を安定して出荷するために、クリーンな環境の維持管理、最新の製造装置を含め自動化された製造ラインを駆使して日々の製造が行われています。

  • 原材料の調達

    製品の製造に欠かせない原料を海外から安定的に調達するために日夜力を注いでいます。

  • 放射性同位元素(ラジオアイソトープ:RI)の製造

    粒子加速器の一種であるサイクロトロンにより放射性医薬品に適したRIを製造します。

研究開発体制

創薬の流れ

新薬を開発し、承認取得を経て上市に至るまでには長い年月を要します。当社では、創薬の中心拠点である創薬研究所、セラノスティクス(治療と診断の融合)の研究に特化しているセラノスティクス生産技術センター、また本社の開発部門等が連携し、研究開発の効率化・迅速化に努めています。