受託事業

バイエル薬品への支援:塩化ラジウム(Ra-223)注射液による治療の普及への貢献

バイエル薬品株式会社の塩化ラジウム-223(製品名「ゾーフィゴ®静注」、以下「本剤」)は、世界初のアルファ線放出核種を用いた放射性内用療法薬であり、海外での多施設臨床試験において骨転移のある去勢抵抗性前立腺がん患者の全生存期間の延長が認められ、2016年6月に発売が開始されました。
当社はバイエル薬品の依頼のもと、国内治験時から支援を続け、発売後は営業業務部で受注を対応、兵庫工場と物流部で国内入荷・配送を受託しています。一方、本剤はアルファ線放出核種であることから使用可能な施設の基準には種々の規定があり、それらに適切に対処することが課題となっていたため、両社で協力し採用を支援してきました。医療機関において放射線部門や泌尿器部門等に対し、取り扱い説明を丁寧に実施した効果もあり、採用施設は販売1年間で目標(300施設)を上回りました。
今後も本剤の取扱いを通じて、前立腺がん患者さんの治療に貢献することを期待しています。

個人情報保護

当社の個人情報保護に関する取り組み

1.個人情報保護方針

日本メジフィジックス株式会社は、個人情報の保護に関する法令に対応するため、事業活動遂行に伴う個人情報の保護について、以下の方針で取り組んでまいります。

  • (1)個人情報の取得

    当社は、公正かつ適法な手段により個人情報を取得し、取得にあたっては法令に従い、利用目的をご本人に通知または公表いたします。

  • (2)個人情報の利用

    当社は、法令の定めによる場合を除き、ご本人に通知または公表した利用目的の達成に必要な範囲内で、個人情報を利用いたします。

  • (3)個人情報の管理

    当社は、法令の定めに従い、保有する個人情報を正確かつ最新の内容に保つように努めるとともに、個人情報の漏えい、紛失等を防止するための各種安全管理措置を講じます。

社会貢献

本業による医療分野への貢献に加え、関連分野の知識の普及と啓発や国内外の災害支援などの協力を通じ、社会の一員として社会との共生に努めています。

福利厚生


健康増進対策

健康維持・増進の取り組み

当社では、従業員の健康維持・増進のため労働安全衛生法に定める定期健康診断、特殊健康診断の全員受診はもとより、歯科検診、インフルエンザ予防接種、産業医による講演会、健康に関する情報提供を実施しています。
メンタルヘルスに関しても、社内外の相談窓口を設置するとともに、管理社員と全従業員を対象に、それぞれの立場に応じたセミナーを定期的に実施しています。
また、2016年度には、保健師が常駐する健康相談室を開設し、健康診断結果に対する個別指導等従業員の心身の健康の維持、増進に努めています。

情報提供


医療関係者向け会員制サイトを通じた情報提供

ITを活用した医療関係者へのサービス向上を図るため、当社独自のPETポータルサイト「メジひろば」を2017年6月1日に開設しました。

PET検査に関する学術情報等を動画や資材で提供し、加えて院外検査予約や薬剤発注ができるWEB受注システムを導入、本サイトを通じて多くの情報の発信に取り組んでいきます。

環境保全

事業活動で使用するエネルギー量や発生する廃棄物量などの環境負荷データを把握し、継続的な削減努力を行うことで地球環境の保全に取り組んでいます。

環境データの開示

生産部門におけるエネルギー使用量、二酸化炭素排出量、廃棄物埋立量、および特定フロンの全廃に関する環境目標を定め、削減・全廃の取り組みを行っています。