主要研究会
当社では、全国規模の研究会として、心臓核医学に関する「ニュータウンカンファレンス(NTC)」、脳神経核医学に関する「ブレイン・ファンクション・イメージング・カンファレンス(BFIC)」をそれぞれ年1回開催しています。研究会には、心臓核医学、脳神経核医学に携わっている多くの医療関係者が参加し(約1000名)、活発な討論が行われます。NTCではPCIビデオセッションを実施し、提示される症例をもとにコメンテーターや会場の先生方が一緒に核医学検査の有用性について討論されました。また、研究会終了後には、講演内容を収録した記録集を作成し、オンデマンド配信等で情報を提供しています。
TOPICS:NTC VIDEO Live開催
ニュータウンカンファレンス(NTC)では、2017年から新たな試みとしてvideo case discussionのセッションを取り入れました。これは、事前に撮影した実際の冠動脈治療ビデオを供覧し、患者さんの治療に心筋シンチグラフィの情報がどのように活用されているのかを学ぶものです。本セッションの座長および演者、そしてコメンテーターには心臓核医学の専門家だけではなく、世界で活躍する冠動脈治療のエキスパートを集め、そうそうたるメンバーが一堂に会しました。参加者からは、「読影結果が治療の際にどのように活用されているのかがとてもよく理解できた」「より良い読影レポート作成のヒントがあった」「心臓カテーテル治療に従事される先生方の虚血評価意識の高さに改めて感心し、熱い議論がすごかった」等の声をいただきました。この新たな試みを継続させ、心臓核医学の普及促進と発展へ結びつけたいと思っています。
学会展示
多くの専門分野の先生が集まる医学会開催時に併設の展示会場にてブースを設け、核医学の啓発活動を行っています。2017年4月にITEM2017(2017国際医用画像総合展)がパシフィコ横浜にて開催され、来場者数が22810名(主催者発表)と昨年2016年より約10%上回りました。当社ブースでは、パーキンソン症候群やレビー小体型認知症の診断に用いられているドパミントランスポーターイメージング剤と、同時に開催された「第76回日本医学放射線学会総会」でのランチョンセミナーテーマ「肺癌領域におけるPET/CTの検査」を踏まえて、PET診断薬を中心に出展しました。ブースでは、来場者に印象付けるため、背景のカラーを「黒色」とし、スタンドバナーやデジタルサイネージを用いて情報提供を行うことができました。