放射線安全管理体制

核医学という専門分野で事業を行う者として、放射線管理が適正かつ厳密に行われていることはすべての基本になります。当社では、専門知識や経験を有する放射線取扱主任者を中心とした専門の担当者が配置されたRI管理担当部門を設置しています。RI管理担当部門では、作業者および周辺地域の放射線に対する安全を確保するために、作業者の被ばく管理や作業室および環境の安全管理を行っています。これら取り組みの一例として、放射性医薬品の製造現場においては、毎月1回、施設内外の放射線の測定や放射性同位元素による汚染の状況を確認しています。当社の管理基準値は、法規制よりも厳しい社内基準値を設定し、管理しています。さらに、作業内容や環境状況などを確認することにより、必要な安全対策を計画的に行い、日々放射線の安全管理を行っています。

公益財団法人原子力安全技術センターによる定期検査・定期確認

放射性同位元素の取り扱いを行っている事業所においては、施設・設備が許可内容に適合し維持管理されているかのハード面の検査と、維持管理活動が適切になされ、安全性が確保されているかのソフト面の確認を行う「定期検査・定期確認」という検査を3年ごとに受検する必要があります。2011年5月に兵庫工場、2012年12月に札幌ラボが受検し、どちらも合格しており、安全であるという評価をいただきました。